Gendai Reiki Forum

つれづれの記(2011年1月/睦月)



明けましておめでとうございます。
今年も 宇宙平安の祈りとともにスタートしました。

 2011,1,2

 暮れの30日から、郊外の「オアシス」と呼んでいるマンションに来ている。
ここは年に数回しか来ていないが、子供や孫たちが集ったり、日常から離れて纏まった仕事をするには便利である。
自宅から車で1時間の距離とは思えないほど、自然がいっぱいに広がっている。
 
 ここ数年、新年霊授会に合せて、明治天皇御製の解説作業をしているが、125首のうち残るのは22首となっている。
いつもぎりぎりになってから完成するが、今春は例年の決算処理のほかに、テキスト改訂の作業、海外のレイキ関係者が集う国際行事などが控えているので、年末年始に完成させたいと30日からパソコンの前に座っている。

 残りが少ないので、あまり時間はかからないと思っていたが、取組んでみると考えが甘かったことに気づかされた。
今までは、125首を最初から順を追って解説したのではなく、比較的取り組みやすい和歌を選んで解説し、面倒と思われるものは後回しにしていた。終りに近づいて見ると、後送りしたものばかりが残されているわけだ。
 
 面倒といっても、内容が難しいということではない。
むしろ、その逆で、誰が読んでも意味が一目瞭然なので、解説の必要がないと思われるものが多い。
例えば、こんな和歌である。
 A.良きを取り 悪しきを捨てて外国(とつくに)に 劣らぬ国と なすよしもがな(国)
 B.世の中に 危うきことはなかるべし 正しき道を 踏みたがえずば(道)

 Aは、良いところは取り入れ、悪いところは切り捨てて、外国に劣らない良い国にしたいものだ
 Bは、正しい道を歩んでいれば、世の中に危険なことは存在しない
と書いてしまえば十分なのだろうが、これでは意味を追っただけで解説とはいえない。

 というのは、単に意味を説明するのでなく、「レイキ実践者の意識の基本として役立つ」という見地から解説する必要があり、それぞれの和歌を3行(140〜150文字)で解説することにしているからだ。
 いずれにしても、これが今年の初仕事となる。


 2011,1,14

 1月3日に大国町で開催された現代レイキ実践会への出席が、今年のスタートとなった。
ここは曜日に関係なく、毎年1月3日に開催されるので、特別な用事がない限り出席することにしている。

 スペインから、40人の現代レイキ実践者グループが年末に来日しているが、東京から金沢を経由して、4日に京都入りした。
 5日は鞍馬山登山のため、叡山電車の出町柳駅改札前に集合。
日本人も約15人合流し、大杉谷から奥の院を経て貴船へ下る予定だったが、年末の積雪で危険な場所が多く、奥の院へ向かう道が通行止めとなっていたため、本殿前で自己紹介とレイキ回しをして流れ解散となった。

 宿泊ホテルの花園会館に着いて大浴場で入浴し、部屋でパソコンを開くと、講談社から 「実践 レイキヒーリング入門が、1月28日に第5刷の重版決定」 というメールが届いていた。 10月15日に第4刷が出たばかりなので、少しピッチが速いような気がするが、それだけレイキが社会に受け入れられているということで、喜ばしいことである。

 翌6日は、花園会館研修室で 「スペイン・日本 現代レイキ国際交流会」 が開かれた。
交流会は午後からなので、朝食後に隣接の妙心寺に参拝した。臼井先生が鞍馬で開眼される前に、京都の禅寺で3年間座禅修行されたと伝えられるが、その禅寺は妙心寺もしくは大徳寺という説がある。

 交流会には、新潟など遠地の参加者を含めて日本人が約30人(推定)。.
香を焚いた会場の中で、申橋さんの司会進行により国際交流会が始まった。 参加者のファーストネームだけの自己紹介からスタートし、日本語とスペイン語の五戒ソング、レイキ回し、エネルギー交換、シンプルヒーリング、集団ヒーリング…と進み、レイキ・スパイラルで一応の締めくくりとなった。レイキ・スパイラルは、1999年のバンクーバー・ワークショップ のとき、私の思いつきで始めたものだが、今も生きていたのは懐かしい。

 ここでいったん休憩となり、用意された飲み物やスペインのクリスマス菓子、チーズ、サラミなどをつまみながら、話をしたり、写真撮影をしたり、日本人の参加者にプレゼントが贈られたりしているうちに、手拍子とともにフラメンコの歌と踊りが始まった。やがて午後5時となり、会場を空けなければならない時間を迎えたが、歌と踊りは止まらない。時にはこのまま翌朝になることもあるという。ここで、交流会は自然解散ということになった。そして、日本の参加者が帰ろうとする度にハグ、ハグ、ハグ…。ラテン系の底抜けに明るい彼らのエネルギーは、最後まで活力に満ちていて、爽やかなものを残してくれた。

 10日の午後、申橋さんからメールが届いた。
「鞍馬登山そして交流会へのご参加、ありがとうございました。スペインのグループは、8日に帰国しました。ほとんどの人たちが、「もっと日本にいたい」と言いながら…。 日本人の霊気実践者の皆さんと交流できて、みな大満足です。
本当にありがとうございました。」



             


海外の日本人マスター

                                                        現代霊気ヒーリング協会