Gendai Reiki Forum


つれづれの記(2005年如月)



 2005,2,2

 1月末から2月に移行する時点で、この冬一番の寒気がやってきた。
30日は名古屋交流会に出かけたが、前日までの暖かさが嘘のような、「このまま雪がちらついても、おかしくありませんね」というような気温だったが、これは露払いで、翌日から本格的な実力者が到着したような気配だ。昨夜は一晩中、強風が吹き荒れていた。

 久しぶりの名古屋だったが、懐かしい顔も見えて、楽しいひと時だった。
5日の新年霊授会のため、4日には出発しなければならないので、帰宅してから新著の原稿に手を入れているうちに、いつのまにか夜が明けてしまった。

 1月中旬から下旬にかけてメキシコ訪問の予定が入っていたため、交流会を第2土曜日に繰り上げ、それ以外の行事をすべて2月と3月に繰り越したので、今月と来月の週末はすべて塞がってしまった。
 メキシコ行きが延期になったお陰で1月は原稿に専念でき、約60%進行したが、これから週末の行事を優先しながら原稿に手を入れ、1年間放置していた個人と法人の決算処理をしなければならない。最初からずっと自分でやっているので難しくはないが、なかなか面倒である。
 とくに、家内を代表者にしている有限会社は、アメリカンファミリー(がん保険)代理店で、青色申告のため正確に処理する必要があるが、領収書などの保管がルーズで、毎回苦労している。今回の申告が第29期で、キチンと保管しておくようにいつも言っているのだが、自分は痛くも痒くもないので、どこに保管したのか分からなくなってしまう。パソコンで処理しようとしても、データがさっぱり出てこないから始末が悪い。大抵、数ヶ月経ってから「ここにあった」となるが、もう間に合わない。今年もまた、同じことを繰り返すのだろう。お陰で、学びの課題には事欠かない。

 メキシコ訪問が延期になり、自然消滅することを期待して、殆んどその気になっていたのだが、まだ生きていた。
スペイン霊気協会からの連絡によると、「メキシコでの行事を、5月21日〜29日にしたいがどうか」という。延期になったとき、「今後は芦屋交流会の日程は変更しない」と伝えたが、5月15日が芦屋交流会なので、19日か20日の出発でよいとなれば断われない。百天さんを通じて、一応OKの返事を送った。

 こうなると、4月に北陸地区の現代レイキマスターの協力により、金沢で「北陸現代レイキ交流会」が開催予定だが、果たして4月に訪問が可能かどうか微妙になってきた。5月の札幌交流会にも、家族旅行をかねて個人的に参加することも考えていたが、これも難しくなった。

 レイキ界の動きを見ていると、多くの問題点を抱えており、それらを明確にするために、今年は新しい著書の発刊を最優先にしたいと思っている。すべては原稿の進捗次第ということで、大きな流れに任せることにしたい。


 2005,2,9

 立春の声とともに、寒気が少し緩んできたようだ。
5日の新年会は、関東以外に九州や関西からの参加もあり、第1部「新年霊授会」、第2部「新年懇親パーティ」で盛り上がった。会場は京王プラザホテル47F(最上階)で、会場からの景観もすばらしく、人気が高くて中々確保できないというのも頷ける。
 土曜日は仕事があって参加できないという方も多かったが、それでも関東在住の現代レイキマスターの3分の1余りが集合したことになる。関東での交流会は何度か開催しているが、マスターだけの集まりは初めてで、やはりエネルギーの違いが歴然と感じられる。世話役や進行役として、支えてくださった方たちに感謝している。

 乾杯の後、ソプラノ独唱を披露してくださった岡本佳織さんの歌声も、エネルギーの場を高めてくれた。
「春の訪れ」「この道」、アンコールで 「星に願いを」 と続き、澄んだ歌声に耳を傾けていると、何ともいえない懐かしさと幸福感に包まれた。
 岡本さんは、縁あって最近 現代レイキマスターになられたが、藤原歌劇団に所属する歌手で、10月14日に銀座王子ホールでリサイタルを開かれるという。都合がつけば、家内とともに聴きに行きたいと、今から楽しみにしている。

 第1部で、光の祈りや霊授のBGMとして、宮下富実夫さんの『靈氣』 Healing Music for REIKI のCDが使用された。
これは、昨年夏に発売予定のものが延び延びになっていたものだが、BIWA RECORDS から近く発売される運びとなり、その試聴盤を提供していただいた。芦屋の2月の交流会には間に合わないが、3月5日の関東現代レイキ交流会には何とかなりそうだ。(税込定価 2,800円) 国内と、英語圏の各国で市販される予定。
 この作品は、宮下富実夫氏の代表作 「地球瞑想」 シリーズ全50曲からベストセレクトしたもので、レイキ・ヒーリング実践のために、2分30秒ごとにサヌカイトのチャイム音が収録されている。
また、表紙写真は鞍馬山の「木の根道」を使用し、レイキの歴史と思想については私(土居)が解説している。


 2005,2,15

 六甲山の頂上は、まだ寒い。
10日に全日空の保養所に1泊し、11日の朝帰宅しようとしたが、昨夜のうちに雪が積もっていて、普通の自動車タイヤで無事に下山できるかどうか心もとないので、少しゆっくりして様子を見ることにする。
幸い好天気で、明るい陽射しが心を暖かくしてくれる。それに、山越えの車の通行量も多く、あまり問題はなさそうだ。

 9日の午後、前回のつれづれの記を更新してから、猪名川のオアシスに向かった。
12〜13日にセミナーがあり、その準備をする意味もあるが、明朝は家内の弟妹達とここで合流することになっている。岡山県から、といっても殆んど広島県に近いところだが、家内の2人の妹夫妻と、弟夫妻の計6人が来訪する予定だ。
 下の妹の夫が全日空に勤務していた縁で、今まで何度か各地のANAの保養所を一緒に利用したことがある。保養所の中では六甲山が一番近いが、合理化の一環で2月末をもって閉鎖されるので、最後に宿泊しようということになった。

 9日は夜遅くまで作業をして、10日の昼前後にゆっくり迎えるつもりだったが、早くも午前11時前には到着した。
ここで合流して軽い食事を済ませ、午後3時半過ぎに2台の車に分乗して六甲へ向かった。
最後に利用したいという人たちで、8室ある客室は連日満杯だという。男女4人ずつの部屋に分かれ、入浴、食事の後、カラオケルームでのひと時を過ごして就寝した。六甲山頂からの夜景は素晴らしかったが、その夜は雪になった。
 朝起きた時点で、車は真っ白い雪に包まれていたが、冒頭に書いたように好天気のため雪解けは早く、午前10時には無事帰路に着いた。

 セミナーは、関西、東京、名古屋、そしてウルグアイのマスター (アルヴァロさん夫妻) の参加もあり、有意義に進めることができた。アルヴァロさんは、URRI SPAIN 2001でマドリードのワークショップに参加し、そのあとマスター特別コースを受講して、現代霊気マスターを取得されている。
 今回はアルヴァロさん自身の再受講と、奥さんの新規受講 (彼女もすでにレイキマスターだが) のため、わざわざ来日された。外国語が出来ない私としては、現代霊気法マスターとして認定した海外の180名余のマスターたちが、その後どのように実践しておられるか確認のしようもないが、海外訪問を休止した昨年から、徐々に情報が入ってくるようになった。アメリカの一部、スペイン、デンマーク、ルーマニアなどでは、現代レイキスクールが誕生している。
 アルヴァロさんも、最初は西洋式レイキのマスターを取得されたが、現在は現代レイキだけを指導しているそうだ。
彼は、毎週月曜日の国営テレビにレギュラーとして出演し、レイキをテーマに話しているという。
 アルヴァロさんのウエブサイト : http://www.reiki.com.uy/


 2005,2,22

 前日の雨も上がり、20日の交流会当日は比較的暖かい日だった。
最初は、いつもより参加者が少ないかなという感じだったが、開始直前に増えて53名となった。毎回、初めての参加者もあり、確実にレイキが定着しつつあるのを感じる。終了後も、以前はすぐに会場を後にする人が多かったが、現在は会場の使用時間ギリギリまで、参加者同士で交流を楽しむ人が増えた。
 終了後の懇親会にも25人参加され、このような機会を通じてさらに交流が広がって行く。居酒屋での懇親会は、必ずしも必要とは思わないが、遠方から(ときには外国から)参加した人や、交流会場で質問できなかったことを確認したり、参加者のさまざまな体験談が披露されたり、それなりの意義があると思われる。

 21日は、5日の新年会で上京して以来そのままになっていた新著の原稿を、久しぶりに書き加えた。完成率は80%というところだろうか。今日から、これも途中までになっている法人決算に、ようやく取りかかる。なんとか2、3日で目鼻をつけたいと思う。

 先日、交流会に参加したことがあるという人から、次の質問メールが来た。
『私は臼井レイキをサードまで受講しました。 レイキというのは、臼井レイキ以外にもいろいろあるのですね。 現代レイキさんもそうですが、カルナレイキ、セイキムレイキや日本でも○○レイキ・・・と様々です。
 どう違うのか分かりませんが、 「それぞれが、その方のオリジナルレイキ」 と考えてよろしいのでしょうか?
 また、もし私が 「オリジナルレイキを作りたいと考えたら、私の○○レイキが作れる」 のでしょうか? 』

 なかなか面白い質問だと思うが、誤解のないようにと、次のように回答した。
『臼井レイキというのは、 「臼井先生をルーツとし、ある段階でシンボルを使う」 など、いくつかの共通条件をクリアしたものを言います。(HPの 「レイキQ&A」 で解説していますので、お読みください)
 したがって、現代レイキも、ヴォルテックスのレイキも、レイドウレイキも、神伝レイキも、その他の多くは 「臼井レイキ」の中に入ります。しかし、臼井先生と無関係のもの(カルナ、セイキム、その他)は、レイキと名前がついていても、臼井レイキではありません。

 また、「臼井レイキ」という言い方は、単に「パソコン」というように、一般的な名称であって、系統などをあいまいにした言い方です。パソコンを市販する場合は、NEC、IBM、FUJITSUなど、メーカー名を明示して責任の所在を明確にするのが常識です。
 現代レイキ(現代霊気法)は、ご質問のように「臼井レイキ以外にいろいろある」のではなく、臼井レイキの範疇に入ることはご理解いただけたと思いますが、
@ それでは、臼井先生からどのような経路をたどってエネルギーが伝わっているのか。
A レイキを学ぶ目的は何なのか。
 を明確にし、「臼井先生の霊気療法を、現代人が活用するための新しい実践法」と位置づけています。
 
 次に、「オリジナルレイキを作りたいと考えたら、自分のレイキが作れるか」という質問の答えです。
「あなたが、臼井霊気療法の本質を真に理解し、人生を価値あるものにするための新しい実践法を確立した上で、自ら実践して効果を確認し、それを多くの人に伝えようと確信をもってスタートできる」のであれば、何の制約もありません。
後は、多くの人がその価値を認め、それを受け入れるかどうかというだけです。

 回答は以上のとおりだが、「臼井レイキ」という言い方に、私は以前から違和感を覚えている。
中には、意図的ではないにせよ、「臼井レイキマスター、現代レイキマスター」と、わざわざ並べて表示し、現代レイキは臼井レイキと違うものという誤解を与えている場合もある。
 これは 「私はパソコンのほかに、IBMのパソコンを持っている」 (つまり、メーカー不明のパソコンと、メーカー名を明示したパソコンを持っている) と言っているのと同じように思えるのだが…。
 どうしても 「臼井レイキ」 と言いたければ、 「臼井レイキ(レイドウレイキ、現代レイキ)マスター」 のように表示すれば、より正確だろう。いずれにしても「臼井レイキマスター、現代レイキマスター、カルナレイキマスター」など、わけのわからない連記は止めてもらいたいものだ。

 また、今回の質問とは無関係だが、 「レイキ1、レイキ2」 という言い方にも、不自然さを感じている。
これは「レイキ1」などというものが独立して存在するのではなく、学びの段階を表わすものなので、ファースト・セカンド、第1段階・第2段階、レベル1・2、第1ステップ・第2ステップ、初伝・奥伝…などとするのが自然のように思える。
「レイキ1、レイキ2も、段階を表現しているではないか」 という人もいるだろうが、私は天邪鬼なのか、演劇などの台本にある 「通行人1、通行人2」 などを連想してしまう。
 そのように感じない人もいるだろうから、これは私の異常感覚のせいだとして、読み飛ばしていただけばよい。


                                   

        
         海外の日本人マスター

                                                       現代霊気ヒーリング協会