Gendai Reiki Forum


つれづれの記(2005年皐月)


 2005,5,1

 今日から5月、すでに大型連休は始まっている。
今年も3分の1が終ったが、これまでの4ヶ月を振り返ると、あまり安らかな年ではないようだ。変転極まりないのが世の常とすれば、どこにも安定したものがあるはずはなく、変化し続けるのが常態ということだろう。その中で、心の平安を得るのは難しいが、それだけに価値があることになる。

 11月4日、5日、6日に、フランスのパリで開催されるURWN (Usui Reiki World Network) の実施要項が出来上がり、告知用のホームページ が公開された。(URLは http://www.urwn.com/
 最初はフランス語、英語、そのうち日本語の表示も考えたいとのこと。 3日目の最後に、レイキマスターだけが参加できるセッションが設けられているが、それ以外はマスターでなくても参加できるので、観光を兼ねて日本からも多数参加してほしい。欧米のマスターたちと交流すれば、レイキに対する認識が一段と深まると思う。


 新しい著書の原稿は、あと20ページ程度で完成する。最初の予定どおり書き上げると、300ページは軽く超えることになるので、最後の章(Q&A)は省くことにした。それでも290ページ位になりそうなので、最終まで書き上げてから、全面的に見直す必要がある。
 今日から予定が入っているので原稿書きは一休みし、連休明けから再開して、5月中旬には出版社に渡したいと思っている。多少変動するかもしれないが、完成は10月末ごろになる予定。


 2005,5,9

 いつの頃からか、ゴールデンウイークと呼ばれている、大型連休が終わった。
連休最後の7日(土)〜8日(日)のセミナーには、外国から4人の参加者があった。ルーマニアのCalinさん、オーストラリアのFransさん、ペルーのPadillaさん夫妻で、それぞれのお国柄が感じられて楽しかった。日本の参加者の方たちも、2日間の交流を通じて、楽しんでいただけたと思う。もう一人、オーストラリアからKalenさんというマスターが参加予定だったが、エアチケットがとれなくて今回は断念された。
 外国のマスターたちの多くは、レイキが特別のものではなく、生活の中に深く根を下ろしており、生き方そのものになっているのは素晴らしいことと思う。

 先日、セミナーの資料作成が終わったところで、またまたパソコンが起動しなくなった。昨年2月に購入したノートパソコンだが、最初からあまり調子が良くない。いつも、いろいろやっているうちに何となく使えるようになるのだが、今回はどうしても回復しない。
 セミナーや交流会が終了すると、「各種行事日程」を速やかに修正することにしているが、どうすることもできない。
しばらく更新は諦めて、別のパソコンで著書の原稿書きに専念し、それが完成してからHPビルダーを再インストールしよう、と決めた。

 修理に出せば、今までのファイルはすべて失われるというが、前回のトラブルから復帰した後は、丹念にバックアップをとっているので、当面の支障はない。支障といえば、HPの更新がすぐにできないことと、コピーをとっていないメールやアドレスが消滅することだが、やむを得ない。

 ところで、今朝(9日)、4日間の永い眠りから覚めたように、パソコンがとつぜん起動した。
真っ先にHPの行事日程を更新し、つれづれの記を書き込んでいる。このあと、パソコンの機嫌を損ねないように、注意しながら今週末の交流会資料に取りかかることにする。(今後、もしHPが更新されなくなった場合は、またパソコンが眠りに入ったと、ご理解ください)
 
 15日の交流会には、関東現代レイキ交流会の事務局を担当されているマザーステラの鈴木さん・星さん、技法CDの英語のナレーションでおなじみの名取由美子さんなどが、参加される予定。


 2005,5,17

 15日の交流会は、予定どおり関東から3人のマスターが参加された。
これは、「特定非営利活動法人(NPO法人)現代レイキの会」が、内閣府から認証されたことに伴い、活動方針確認の理事会が開催されたためだった。理事会は午前中に開催され、午後の交流会でNPO法人の認証報告と、設立にあたっての背景が説明された。これから1〜2ヶ月かけて、発足の準備に入ることになる。

 「自分はレイキヒーリングを正しく実践し、正しく普及活動を行っているので、NPOなどは不要」 と考えるマスターもいるだろう。それはそれでよい、自分の信念にしたがって活動し、何の矛盾も感じなければ、信じるとおりに進めばよい。
ただ、日本発祥の世界的なヒーリングとして、海外で広く受け入れられていながら、国内ではレイキ(霊気)という言葉の響きから、怪しげなものを連想する人が多いのも事実であり、レイキは宗教だと誤解されたり、 「何年もレイキを実践しているが、レイキという言葉を使っていない」 という人も少なくはない。自分のヒーリングサロンは順調に運営されていると安心している人も、そのような流れの中に身を置いていることは間違いない。

 海外のレイキ関係者が日本を訪問することが多くなり、日本のレイキ実践者も海外との交流の機会が増えてきた。
その影響もあってか、国内でも徐々にレイキが認識され始めたが、それに便乗して粗悪なものを広める動きも現れている。現代レイキマスターもその例外ではなく、ときどき心を傷める事例も発生している。
 心あるマスター (とくに現代レイキマスター) は、率先してまず自分自身を整え、社会に役立つレイキを提供していこうというのが、今回の 「NPO法人現代レイキの会」 設立の原点だ。
 そのため、正会員は 「専門正会員」と 「一般正会員」の2つに区分されている。専門正会員は現代レイキマスターだけが加入できるが、べつにエリート意識を保持しようというのではなく、ここでレイキの理解を深め、自らを整えようというのが主眼だ。一般正会員は、マスター以外にも、他の系統を学んだ人にも、これから学ぼうとする人たちにも門戸を開いている。
 すでに、NPO法人としてGHRA (「日本ホリスティックレイキ協会) という素晴らしい団体が存在するが、ここは系統の垣根を超えて活動しようとするアプローチであり、「NPO法人現代レイキの会」 は現代レイキの思想をベースに社会貢献を図ろうとするものだ。アプローチの違いだけで、目指すところは何ら異なるところがない。
 幸い、私が両団体の名誉顧問を引き受けているので、今後さまざまな点で協調できればと思っている。

 16日(月)は、「NPO法人現代レイキの会」の設立報告をHPに掲載し、まずJHRA (事務局と神作会長、辻理事) にメールを送って概要と経緯を説明した。そして 「今後、さまざまな点でJHRAと協力して、レイキの正しい発展普及に寄与できればと思います」 と書き添えた。
 続けて、現代レイキマスターグループのメーリングリストで、現代レイキの会の概要と設立の経緯を説明した。
折り返し多くのマスターから、メーリングリストを通じて、また10人以上の方は直接に、歓迎のメールをいただいた。
人によって表現は異なるが、殆どの方が 「レイキ実践者にとって心強く感じる」 「これを機に一層の研鑽に励もうと覚悟を新たにした」 という内容で、前向きに受け止めてくださっているのは喜ばしい。

 何となくバタバタしながらも、「原稿はあと10ページ位でほぼ完成」 というところまで漕ぎつけた。
しかし、残り僅かといっても、中々筆の進まない箇所にさしかかっているが、なんとか今週中には完成させる予定。
 まずは一とおり完成させてから、時間をかけて、何度か全体を見直したいと思っている。原稿は、6月5日頃に出版社へ渡すことになっている。
 出版社でレイアウト(割付)を行い、全体のページ数を確定してから、余裕があれば末尾に、希望するマスターの紹介欄を設ける予定。

 なお、近くNPO法人のウエブサイトが立ち上げられるので、現代霊気ヒーリング協会の 「マスター紹介」 は、6月末で新規掲載を締切り、9月末をもって閉鎖する予定。以後は、NPO法人の専門正会員のうち掲載を希望するマスターは、NPO事務局に申し込んでいただくことになる。


 2005,5,25

 GRN(NPO法人現代レイキの会)の内閣府認証に関して、多くの方から喜びのメールが到着しているが、NPO法人として先輩であるJHRA(日本ホリスティックレイキ協会)の神作彌生会長から、次のお祝いメールをいただいた。

 《現代霊氣のNPO認証 誠におめでとうございます。 心よりお祝い申し上げます。レイキが一般の人に知られ、社会認知が進むことは、 誰もが喜ばしい事だと存じます。 JHRAは系統を超えるものとして発足していますので、様々なレイキの方達が情報を交換しあう場として ゆっくりとした歩みで進んでいると思います。 しかし、会員の方の約半数が医療従事者である事で 土居先生が望まれているような協会ではない事を 心苦しく思っておりました。
 本年度より、関東、仙台と事務局を発足させる運びとなります。 おそらく、ボランティア認定事業としてのNPO法人の運営を まかなう事になると思われます。
 会員数も確実に定着しています。互いのNPOが、より良い関係で情報交換できれば素晴らしいと思います。
ありがとうございました。 又、今後ともご指導の程お願いします。 》

 また、レイキの健全普及のため、系統を超えた組織であるレイキワンネス・ネットワークを、1,997年から2,000年まで運営されたヒューマン&トラスト研究所の青木文紀所長から、次のメールをいただいた。
 《このたびのNPO法人取得は、素晴らしいことと存じます。多くの方が、レイキをご理解いただけることは、レイキと共に生きる私どもに取りましても、喜ばしいことであります。先生の下に集まられた有能なマスターの皆さんにも、こころよりおめでとうございますと申し上げます。これからのレイキの社会性も、大いに変化して行く事でしょう。》

 22日(日)は、大阪駅前の生涯学習センターで、最初の師範会が開催された。
私は23日〜24日に急遽上京することになり、この日の内に原稿を書き上げてしまおうと前夜は徹夜していたこともあり、また師範会はマスターたちの自発的な会なので、顔を出さない予定だった。
 しかし、会長の西原さんから電話があり、できれば途中からでも来てほしいということなので、午後4時過ぎから参加した。会は終わりに近づいており、20名余の参加者が自己紹介をかねて、この日の感想などを発表しているところだった。
 皆さんの発言は非常に前向きだが、ヒーリングのアプローチにはそれぞれ違いがあり、レイキだけでやりたいという人もあれば、気功や整体や他のワークを取り入れている人もある。また、高度なヒーリングのテクニックを求める人や、サロンなどの運営ノウハウを求める人もあって、すべての人に満足を与えるのは至難のことだろうと思う。
 
 マスターといっても、他の人の施療を体験することは殆どないので、単純に「私の求める方向性とは違う」と言ってしまわないで、この機会に、いろいろな人のやり方を体験してみるのも意味があると思う。その中で、少しでも取り入れたいところがあれば、自分のものにすればよい。
 「テーマを事前に発表してほしい」という声もあったが、主催者がテーマを選ぶ参考になるように、それぞれの人が自分の関心あるテーマを出し合うことも必要と思う。折角スタートした師範会なので、この中から大きな実りが得られることを期待している。なお、師範会の専用HPは、メンバーの牟田由紀子さんが担当されることになった。

 23日に上京して出版の打合せを行い、24日は横浜で用件を済ませてから、川崎のヒューマン&トラスト研究所の新しい事務所を訪問した。青木文紀所長、小川典子副所長とは、3年くらい会っていなかったが、ときどきHPはチェックされているようで、様々な動きをキャッチしておられた。いろいろと話が弾んで、約1時間半があっというまに経過した。
 帰宅後は、「横浜のマスター・本多一成(成龍)さん夫妻が来阪されるので、一緒に食事にいこう」と田中一章さんから誘いを受けていたので、芦屋駅前の店で合流する。さらに、ホテルの最上階にあるラウンジに同行し、六甲山の夜景を眺めながらグラスを傾けた。
 このページを書き終えてから、原稿の大詰めに突入する。パソコンの機嫌が悪くならなければ、明日中には一応完成の予定。


                                   


         海外の日本人マスター

                                                       現代霊気ヒーリング協会