Gendai Reiki Forum

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つれづれの記(2002年彌生)
                                
 2002,3,1

3月の声を聞くと、なぜか心が弾むのを覚える。芦屋川沿いを歩きながら、いつになく体が軽いのに気づいた。そういえば、今日は4月上旬の気温とのことで、いつものコートを脱ぎ捨てている。それでも自然に汗ばんでくる。

今日は久しぶりにのんびりしているが、このあと少し忙しくなりそうである。3日の早朝上京し、5日にいったん帰宅して、9日から九州へ行くことになっている。帰ると交流会が待っている。行事の内容は異なっても、それぞれの参加者にできるだけ楽しんでもらえる内容にしたいので、それなりの準備も必要である。

単独での九州旅行は10数年ぶりだが、今後はもう少し頻繁に訪問することになるかも知れない。関東地区在住の現代レイキマスターには、年2回程度のフォローセミナーを行っているが、他の地域でもその必要性を痛感している。バンクーバーから帰国した後、札幌のマスターを対象に開催したが、継続できていない。
対象者は、関東地区で約20名、北海道・東海・九州でそれぞれ6〜8名。上京の機会が多いので関東地区はカバーできるが、札幌・名古屋・福岡でも定期開催したいと思っていた。今回は、9日に北九州の交流会に出席したあと、10日は福岡でのヒーリング協会シンポジウムに参加する。

ヒーリング協会は、正式名称を「グローバルホリスティックヒーリング協会」(略称GHHA)といい、初代会長は神作彌生(カンサク ヨウセイ)さんという女性である。
神作さんは、岡本ゆう子さんと同じく(といってもタイプは異なるが)、いわゆるヒーリングボイスの持ち主で、声を聞いているだけで癒されるという、ヒーラーとして生まれついたような人である。

神作さんとの出会いは、一昨年のURRI JAPAN 2000の京都が初めてだったが、それ以前から、私が名誉顧問となっていたレイキワンネス・ネットワークの会報の記事などで、「外科病院でヒーリングを行っているレイキヒーラー」という程度の認識は持っていた。
私も当時、(社)日本厚生協会のドクター・ヒーラー・ネットワークに関わっており、医療現場における医師とヒーラーとの協力体制を模索していたので、機会があれば実情を知りたいと思っていた。神作さんはその後、ホノルル大学のサテライト校(日本分校)を発足され、レイキをベースとしたホリスティックヒーリングを履修単位として取り入れるという、現在の日本では考えられないようなことを現実化されたという情報に接して、より関心が高まった。

URRIで神作さんと初めて会ったのは、レイキワンネス・ネットワークが解散して、あまり期間が経っていない頃だった。レイキワンは「臼井先生の理念のもとレイキは一元であり、レイキの系統や所属に関係なく、健全な普及発展のために協力しよう」というもので、ヒューマントラスト研究所の青木文紀さんと小川典子さんを中心に運営されてきたが、青木さんの健康上の問題もあり、突然の解散という事態が発生した。

私も顧問として、忌憚なく苦言を呈してきたが、レイキワンの果たした役割は大きく、今でも解散を惜しむ(復活を望む)声は多い。URRIは発足しているが、これはインターネットによるレイキマスターの国際ネットワークであって、レイキワンに代わる性格のものではない。
誰か適任の方に、レイキワンのような垣根のない、横断的な組織を立ち上げてもらいたい、これは多くのレイキ実践者たちの共通の願いでもあるが、なかなか大変な事業でもある。重要でありながら、労多くして報われることは少ない。また運営上、様々な雑用が発生するために、スタッフの協力が不可欠で、1人2人で頑張っても、結局は行き詰ってしまう。

私は神作さんに会った瞬間、「この人ならやれるのではないか」と直感した。そして、「この役割は神作さんが適任だと思う」とお勧めした。
神作さんも熟考されたと思うが、それが1年余り経ったいま、グローバルホリスティックヒーリング協会という形で実現されることになったのは嬉しいことである。しかも、NPOをめざすということで、これが実現すればレイキに対する一般の認識も、一歩進むことになるだろう。

私はここでも名誉顧問ということになっているが、私の真の役割は、このフォーラムの目的に掲げたように、「世界的な癒しの技法であるレイキをシンプルに理解する」「レイキの恩恵を最大限に受けるためのヒントを提供する」ことであり、この目的に沿って、ヒーリング協会の会員の皆さんに、臼井先生の心と霊気療法の真実を伝え続けることで、協力して行きたいと思っている。


 2002,3,15

予定どおり9日は北九州での霊気レクチャー、10日はホリスティックヒーリング協会のシンポジウムに参加し、翌日神作さんのヒーリングサロンに立ち寄ったあと下関で1泊。さらに小倉へ逆戻りして12日に帰宅した。

北九州では約20人の方たちと、楽しい午後のひと時を、レイキエネルギーの場の中で過すことが出来た。世話役の大井さん・荒木さん、山口から参加された栗林さん、この3人以外は初対面だったが、レイキ関係者の集まりの場合は、世界のどこであっても違和感がなく、最高のリラックスの中で楽しく交流することができる。
今回は、お2人の世話役の関係者の他に、長崎の岩永隆也さんの生徒さんが参加され、新しくご縁ができたのは有意義だった。後で知ったことだが、岩永さんは私が名誉顧問を引き受けていたレイキワンネスの長崎支部長を務めておられ、私の本も出版直後から皆さんに薦めておられたので、今回参加して私の話を聞いても素直に頷けたということだった。
井上頼子さんから丁重なメールと、岩永門下生のために発行された会報誌を送っていただいたが、岩永さんは毎月北九州でもスクールを開くとともに、セミナー後のフォローをとても大事にしているとのことなので、機会があれば是非お会いしたいと思っている。

シンポジウムは、レイキ関係者とホリスティック医学協会関係者を主体に100名近く参加し、整然かつ華やかな幕開けとなった。 九州だけでなく、東京や全国各地から参加者があり、若い人たちが多かったのも特徴の一つだった。 当日参加できなかった人からも、神作さんあてに応援のメールが届き、期待の大きさが実感された。(シンポジウム
レイキワンネスは多くのレイキ実践者の支えになる存在だったが、新しい協会は、それとは違った意味で有効に機能するものと思われる。では、違った意味でとはどのようなことなのだろうか。それは新しい時代 (21世紀) の要請に応え得る体制という点であり、これについては別項 (GHヒーリング協会) で解説する。

協会の強みは、バイタリティ溢れる多くのスタッフを持っていること。シンポジウムも現役のスチュワー デスが素晴らしい司会で場を盛り上げたが、年4回の会報も、文筆活動の専門家が取材・編集を担当する。また、本部運営委員として20名のメンバーが参画している。

私のホームページの目的も、今までは
 1.世界的な癒しの技法であるレイキを、シンプルに理解する。
 2.レイキの恩恵を最大限に受けるための、ヒントを提供する。
の2つだけだったが、新たに
 3.レイキの社会的認知度を高め、健全な普及発展をめざす。
を追加した。

レイキという「人生を安らかに、豊かに生きる」ために活用できる素晴らしい技法を、いつまでも無秩序の中に放置してはいけない。臼井先生が「この素晴らしい技法を臼井家のものにすべきではない」と公開伝授を決意されたにもかかわらず、いまだに『一子相伝の秘法』などと言うものが売りものにされ、レイキの書籍にも、「秘密」「奇跡」「神秘」などの言葉が乱用されている。
今回のシンポジウムでご一緒させていただいた杉謙一先生(日本ホリスティック医学協会理事、原土井病院副院長)が、「われわれが生きていること自体が大いなる神秘だが、やたらに神秘、神秘というのは感心しない」というような話をしておられたが、私もまったく同感である。

GHHA (グローバルホリスティックヒーリング協会) の発足を機に、多くのレイキ実践者が参加され、系統を超えて、レイキの健全発展に協力してほしいと願っている。


     


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