Gendai Reiki Forum
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つれづれの記(2004年弥生)

 2004,3,16

第1週の土日は芦屋でセミナーを行い、第2週の土日は上京して関心あるセミナーを受講した。何をいまさら、といわれそうだが、今までもいろいろなセミナーに参加し、素晴らしいものがあればレイキの中に取り入れてきた。

「レイキ法は2つの柱から成り立っている」とセミナーでも伝えているが、1つはレイキエネルギーであり、もう1つはエネルギーの活用技法である。
この2つの中で、真に大切なのはエネルギーそのもので、「レイキ以外のエネルギーを取り入れたり、新しいシンボルを使って別の意識波動を混入させたりすれば、エネルギーの純粋性が失われる」ことになり、それが高じるとレイキと似て非なるものになってしまう。
しかし、エネルギーをピュアに保ちつつ、より効果的な活用法を積極的に取入れるのは、望ましいことだと思っている。ピュアなレイキエネルギーが、その本質(愛と調和)の方向性に沿って活用される限り、何の不都合も生じない。レイキ法は、世界各地へ伝わるごとに、そこで新しい活用法が生み出され、発展してきた歴史を持っている。そこがレイキの、どこにでも受け入れられる魅力でもあるのだ。

しかし、困ったことに、エネルギーを変質させるような試みも数多くなされている。
本来、高次元の波動は、人の五感で感知できるものではないが、アチューンメントなどで強いエネルギー感覚を求め、それを歓迎する風潮が一部に存在する。また臼井先生は「人は大宇宙から生かされている存在」として、小宇宙(人間)と大宇宙との直接の響き合いを説かれたが、その中間に霊的な存在を介入させることを好む人たちもいる。
勿論、レイキ実践者をサポートする光の存在を否定することはできないが、そのような高次の存在が、個人的な好奇心や憧憬、願望達成を求めての呼びかけに応えることはなく、そのとき近づいてくる存在がどのようなものかは、健全な常識があれば推測がつくはずである。

大宇宙の意志に沿って活動していれば自ずと高い存在のサポートが受けられるが、自ら求めて得られるものではない。古神道では、近づいてくる神霊の正体をサニワ(審神者)が徹底的にチェックするが、その存在がどのようなものかを判断する能力を持たない私たちが、自分からそれを求めて近づくことは人生を破壊することにつながりかねない。
そのような存在に取り込まれると、ヒーリング能力や、精神性が向上したと錯覚させる魔力をもっているので、中々離れることができない。それもその人の選択の問題であり、学びの体験といってしまえばそれまでだが、あまりにも危険が多すぎる。レイキの実践者が増加するとともに、このような罠が、口を開いて待っていることを知らなければならない。
現代霊気法では、「光の祈りと瞑想」にあるように、レイキ実践者を導きサポートする光の存在に感謝の心をささげるが、その存在に何かを依頼したり、コンタクトの対象にしたりすることはない。私たちの対象は、あくまでも大宇宙であって、スピリットではない。
レイキヒーリングの実践は、宇宙との響き合いによって行ない、宇宙を信じて任せることを学ぶもので、自己の意識や念を使って結果を求めようとするものではない。従って「結果を求めて対症療法的なヒーリングに陥っていないか」「日常のすべてが、宇宙への信頼を高める方向に向かっているか」を、折に触れて振り返ってみることが必要となる。

話がそれてしまったが、受講したセミナーは、考え方もやり方もレイキとは異なるが、参考になるところがかなり多かったと感じている。
指導者は、ハワイから指導にきた女性ヒーラーで、その方式は「ヒーリング中ずっと特別な呼吸をし続ける」というものだが、レイキに慣れたものにとっては、うっとうしくて仕方がない。そこで、勝手な判断だが(指導者には申しわけないが)特別な呼吸は捨てて、レイキ式にただ手を当てることにした。
ヒーリングセッション中、指導者が会場内を巡回して「もっと早い呼吸をしなさい」「呼吸をもっと深く」などとアドバイスしていたので、注意されるのを期待していたが、近づくたびに手かざしでエネルギーをチェックし、大きく頷いて別の人のところへ行ってしまうことが何度も続いたので、呼吸は無関係だと確信をもつことができた。それとも、指示したことを実行していないと見抜いた上で、見捨てられたのかも知れない。


 2004,3,22

第3日曜日の交流会が終わった。今月の参加者は58人で、60人分用意した資料が危うく不足するところだった。
最近は新しい参加者も多く、殆どが口コミとインターネットによって情報を得た方のようだ。
アメリカ人とイタリア人が1人ずつ、どちらも英語ができる人なので、和英対訳の技法CDが大いに役立っている。
最近は、ドイツ・オランダ・フランスなどで生活しているとき、レイキの存在を知ったという日本人の参加も少なくない。

3月に来日予定だったドイツからのツアーが中止になり、スペインのツアーはマドリードのテロ事件の影響があるのではないかと懸念していたが、予定どおり来日するという連絡があって一安心。
ただ、最初の予定より日程が少なくなったので、関東と関西で国際交流会を開催するという計画は見送りとなり、関西中心の行事となったのは残念だが、次の機会を期待することにしたい。           


 2004,3,30

第4日曜日の28日は、福岡でのNPO法人JHRA全国理事会に参加。前日は下関に宿泊し、そこから福岡へ向かった。下関へ立ち寄るのは用事があるからではなく、昭和56年から60年頃まで仕事で下関地区を担当したことがあり、その後は滅多に訪れることのない思い出の地なので、九州訪問の際はその前後に1泊してのんびり過ごすことにしている。
今回は、現代霊気法を通じてご縁のできたUさん・Tさんなどと懇親の機会が得られ、いつもと違った形での楽しい下関の夜となった。

理事会は、午後から月例のイベントが開催される九州大学国際研究交流プラザで、昼食をとりながら行なわれた。
私は理事ではないので、理事会の正式メンバーではなく顧問として参加した。ここでは、過去1年間の事業報告と会計報告、今後の活動方針などが議題となった。拠点が少ないので、会員活動が全国規模に拡大するまでには時間がかかると思われるが、イベントやヒーリングボランティアを通じて、着実に発展していることが感じられた。

月例イベントは、午後2時から大会議室で行なわれた。
メインテーマは 「これからの日本が目指す医療 〜ヒーラーがいる病院〜」 で、司会は副会長の酒井貴子さん。
レイキは初めてという参加者もいるため、最初に私が約10分間、開会挨拶をかねてレイキについての概要を紹介した。続いて、2月にハワイでのヒーリング研修に参加した4人の会員が、自分の目で見たハワイのヒーリング事情を報告。
質疑応答、休憩の後、関西医科大学心療内科講師・竹林直紀先生の講演。医師の立場から、日本と海外のギャップを深く検証され、日本の医療がいかに遅れているか、今後はどうあるべかについて示唆に富む内容を示された。
講演内容の詳細は、JHRA本部のホームページや、会報誌でも紹介されると思うので、ぜひ参考にしていただきたい。
イベントは、神作会長の明るいシメの挨拶で終了した。

次回の九州訪問は、5月23日(日)に小倉ムーブで開催される「北九州現代レイキ交流会」当日となる。
ここには、JHRA本部からも誰かが出席し、NPO法人日本ホリスティックレイキ協会の紹介とともに、希望者の入会受付も行なわれる予定。


                                 
                        

      海外の日本人マスター


                                                        現代霊気ヒーリング協会