Gendai Reiki Forum
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つれづれの記(2004年師走)

 2004,12.1

 今日から師走に入った。今月のレイキ関係のスケジュールは、それほど多くはない。
 ・ 3日に上京、4日〜5日が浅草でマスター特別コース。帰宅は6日の予定だが、7日になるかもしれない。
 ・ 19日に、芦屋で現代レイキ交流会。 
 ・ 25日〜26日に、芦屋で本年最終のセミナー。
 あとは、個人的なスケジュールが数件。それで、年内の予定は一応終了する。

 年初の交流会で、今年の方針の一つに、新しい著書の完成を上げた。
9月に原稿が一応完成したが、読み返してみると、どうもすっきりしない。前著が1998年5月なので、その後の認識も加えて書き上げたつもりだが、企画の方向がブレていたようにも思える。企画したのは一昨年秋だったが、この2年で、レイキの本質に関する認識が深まり、企画時点とのズレが生じたようだ。シンプルに思えるが、レイキはどこまで行っても奥深いことを、改めて実感する。
 認識のレベルが変わっても、それはそれで意味があるとは思うが、その時点で発刊してしまえばともかく、どうもその気になれないので、全面的に書き直すことにした。時間をかけていると同じことの繰り返しになるので、一気呵成に完成させることも必要かと思う。
 月1回の交流会とセミナーは継続するが、来年は各地の交流会へ出かけることも最小限にセーブして、遅くとも前半には脱稿したいと思っている。


 2004,12.3

 出発までに20分ほど余裕があるので、パソコンに向かっている。
世話役の永島さんからの連絡によると、今回のマスター特別コースは香港から参加される方を含めて新規受講が5名、再受講はオーストラリアや仙台などの参加者もあって15名〜20名ということになりそうだ。
 いずれにしても、東京でのマスター特別コースは今回をもって終了し、今後は年2回程度のフォローセミナーを開催することになる予定。

 年末現在で、私が直接認定した関東地区の現代霊気法マスターは約100名となるが、これは永島さんの世話役としての手腕によるところが大きい。私は現代霊気法を自分自身のために構築し、その恩恵を受け続けているが、それを求めて芦屋で受講される人だけに伝えることを原則としており、積極的に各地へ出かけて普及しようという意思は今も持っていない。
 しかし、現代霊気法は着実に普及しつつあり、海外のマスターも30ヶ国180名を超え、国内外で私の知らない現代霊気法マスターも増加している。そうなると、私が積極的に普及したいと思うか思わないかに関係なく、必然的に社会的責任が生ずることになり、レイキの内容も向上させ続けなければならない。少なくとも、レイキを堕落させる側に回ることは許されない。
 私のレイキの原点は交流会とセミナーであり、参加するごとに気づきが与えられる。その気づきを次のセミナーに反映させ、そのセミナーではまた新たな気づきが得られる。毎回この繰り返しで、今回のセミナーも大いに期待している。
 時間が来たので、これから出発する。


 2004,12.7

 6日の夜、帰宅した。
上京した3日の午後は、浅草のホテルにチェックインしてから大塚に行き、オンセラ療法の萬生健康治療院をたずねる。オンセラは、もぐさの800度の熱を利用し、特殊なセラミックを通して遠赤外線を体内へ注入する温熱療法だが、これにレイキを併用した総合療法を、現代霊気法マスターの中川恵美子さんが、オンセラレイキの名で普及しておられるので、上京の際、他に用件がなければ立ち寄ることにしている。温熱とレイキは極めて相性がよく、とくに丹田周辺へのオンセラは、生命力がみなぎるのを実感する。レイキとの相乗効果が得られる様々な療法を体験するのも、楽しみの一つだ。

コースの1日目は、暖房の利きがもう一つで、午前中は少し寒かったが、午後はすっかり暖かくなった。終了後は、永島さん、鈴木さん、星さんと食事をしながら、今後の方針などについて意見交換した。予報されていたことだが、夕方から雨になり、深夜に台風に見舞われて、屋根が飛ぶなどの被害が出たそうだ。熟睡していて、まったく気づかなかった。
その影響で、2日目の交通機関が混乱したが、それでも20分程度の遅れでコースがスタートした。
 参加人員は、世話役の永島さんからの報告によると、新規と復習の人を合わせて、実数が22名だったそうだ。
海外からオーストラリアのカレンさん、香港のジャッキー・ホーンさん、国内では関東以外に仙台・青森からも参加され、自然に醸成された良いエネルギーの中で、セミナーを順調に進めることが出来た。
 帰宅後、数人の方から「レベル3の内容は、いま自分が抱えている課題に対処する上で、有益な指針になった」というメールをいただいた。

 6日は帰宅するだけなので、チェックアウト・タイムぎりぎりの午前10時にホテルを出て、上野駅のコインロッカーに荷物を入れ、徒歩3分のところにある日本インデアンヘッドマッサージ協会に立ち寄る。
インデアンヘッドマッサージは、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダに基づくシステムで、オイルトリートメントによるヘッドマッサージは、瞑想を高め、安らぎと幸福感をもたらすといわれる。
明るくお洒落なティールーム風のサロンでハーブ茶をいただいた後、1F奥のヒーリングルームのベッドで、現代霊気法マスターでもある杉山多惠子さんからインデアンヘッドマッサージを受ける。顔には全身のツボが集まっているといわれるが、頭と顔へのトリートメントは、まちがいなく全身のリラックスをもたらしてくれる。
レイキはリフレとの併用が多いといわれるが、インデアンヘッドマッサージはレイキとの相性も良く、各地で公開セミナーが開催されているので、これから大いに普及すると思われる。


 2004,12.12

 北海道からタラバ蟹が届いたので、10日(金)は近くの孫たちと一緒に夕食をした。
昨夜(11日)は、オアシスで子供たちと食事会をすることにしていたが、ここ2日間は徹夜でパソコンに向かっていたためか、すっかり冷え込んでしまい、少し寒気がするので大事をとって1人で残ることにした。
 暖かくして寝たせいか、何度も汗だくになり、とりとめのない夢をみていたが、すっかり体調はよくなっている。そういえば、昨夜布団に入ったのが午後6時前、目覚めたのは午前11時なので、かなりよく寝たことになる。これから入浴して汗を流し、朝昼兼用の食事をとってから、またパソコン作業に戻れるかなと思っている。
徹夜をしては長時間休養していたのでは、効率が良くないので、パソコン作業の合間に休憩を取ればよいことは分かっているが、興が乗ってくるとそうはいかない。連続10時間を越えることは珍しくない。
 これからは、「2時間作業したら、最低30分休む」ことをベースにしようと思う。

 昨夜、次のような質問が来ていた。
「前から伺ってみたかったのですが、亡くなられた方の写真から、ヒビキや波動を感じることは可能でしょうか?
亡くなられた方へ、遠隔レイキをされている方にお会いしたことはあります。」

 先ほど、次のように返信した。
「ヒビキ(病腺)は、生命エネルギーの滞りですから、肉体がなくなった人からは感じることはできません。小山君子先生が、国から 『ご主人は戦死した』という通知があったとき、写真からヒビキを感じて、生きていることを確信した(後に、元気で帰国された)という話は有名です。
 ただ、亡くなった人の写真からは、臨終の時点での心の状態(安らかであったか、苦しみがあったか)を感知することが出来ます。この場合の “苦しみ” というのは、心の苦しみであって、肉体の痛みという意味ではありません。
 なお、この世を離れた人とのエネルギー交流は霊能者の領域で、レイキ実践者がその領域に関わると、様々なレベルの霊たちの影響を受けることになり、自分の霊性向上の妨げになるので、関わってはいけないと教えられています。
 それが悪いということではなく、十分な知識と対処法を持たない人が、霊的なものと関わることの危険性を戒められたものだと理解しています。それに対処できるのは、その役割を与えられた人が、必要なトレーニングを積んだ上で…ということになるでしょう。


2004,12.21

 今日は冬至で、1年中でいちばん昼が短い日だそうだ。
夏至をピークに、少しずつ日が短くなるが、マイナスの極に達するとプラスに転じるのが自然の摂理で、明日からまた、少しずつ日が長くなって行く。
 今年は、残念ながら災害の年となってしまったが、その2004年も、残りわずか10日となった。関西は、12月の後半とは思えない暖かさだが、被災地の新潟は早くも寒い冬が到来しているという。新潟の被災後1ケ月の状態は、阪神大震災後1週間の状況と同じだという報道もあったが、知人たちの便りからも、確実な復興への動きが伝わってくる。
 地域の動きとともに、一人ひとりの心が安らかで、よい新年を迎えられることを祈りたい。

 19日(日)の芦屋交流会は、参加者46名。最近は、参加者同士の交流も盛んになり、本当の意味でレイキ関係者の交流の場となってきた。HPを見たり、友人に聞いたりして交流会の存在を知り、初めて参加したという人も多い。
・レイキエネルギーの、癒しの場(高い波動の場)を体感していただくこと
・自分の身近なところに、レイキに縁のある人たちが大勢いることを認識してしていただくこと
・どこで習ったにせよ、レイキを十分に活用していただくこと
などが交流会の主目的だが、「出席者のひとこと」を聞くのも楽しみの一つだ。

 懇親会に20数名の方が参加されたが、そこで「出席者のひとことは、霊授を受けた後の方が良いと思う」 という感想があった。「ひとこと」の後、少し休憩をとり、そのあと霊授を受けて頂いているが、初参加の人が様子が分からないまま発言するよりも、霊授を受けてみれば新たな感想が出てくるかもしれない、ということだろう。
 「ひとことがキッカケになって、休憩時に交流が進むのではないか」という配慮もあって、このスタイルをとっているが、霊授のあと休憩をとり、「参加者のひとこと」から再開するという手順を1月から試行してみたい。


2004,12.23

 インターネットは、ADSLから光ファイバーへ切り替わった。
yahooを解約したので、従来のHPアドレスは昨日までで消滅した。同時に、新しいHP(つまり現在訪問して頂いているHPのアドレス)は、 http://www.gendaireiki.net/ と http://www.gendaireiki.org/ の2つを併用していたが、前者だけになった。後者は、フランスの岡本昌美さんから提供を受けていたが、現時点で2つのドメインは活用しきれないので、いったんお返ししてフランスで活用して頂くことになった。岡本さんご夫妻のご厚意には、深く感謝している。

 インターネットといえば、私の知っているだけで、今年の後半に7人の現代レイキマスターがe-mailを始められた。
最も新しいのは、三鷹市の熊田愛弓さんである。それまでは、FAXで連絡するか、特別にお願いしてご主人のパソコンに送信するしか方法はなかったが、12月9日に突然、 「初めて自分用のアドレスを作って貰いました」 というe-mailを頂いた。続いて11日には、「パソコンは早くてきれいで、慣れてしまえばとても便利なものですね。でもまだ夫の指導付きでないと、メチャクチャな操作をしてしまうため、私ひとりのときはすぐに返信が出来ず、もどかしい限りです。追々、練習を重ねて行きたいと思います」というメールが届いた。この調子なら大丈夫、すぐに熟達されることと思う。

 21日のサンケイ新聞夕刊 「夕焼けエッセー」 に、大阪府の84歳の女性が、次のような一文を寄せられていた。
「今年五月の連休半ば、息子にインターネットの使い方を教えられた。私は、手紙が好きだ。メールは好きではない。だが、息子は本気だ。メモ用紙と鉛筆をもって、電源を入れるところから教えてくれた。孫は学校で使ったローマ字のプリントをくれた。教えられたとおり、ゆっくり本を写し書きしてみた。美しい文字が並ぶ。思ったよりも面倒ではない。私は、やってみるかと思った。息子は、音楽の聴き方やEメールの使い方をパソコン画面からコピーし、順序良く教えてくれた。メールの取り出し方も。面白くなってきた。メッセージができると、宛先を探し出しドキドキしながら クリックする。足の悪い私は、ポストに行かなくてよい。断然気に入った。まず、娘に。心配で「メール行くよ」と。返事がすぐ来る。遠くの孫にも。すぐ返事。へぇーと私。会ったことのない娘の友達に−。もう夢中。朝、ウトウトしている私の耳に息子の大声。「おばあちゃん、メール」。ガバッと起きて読む楽しさ。一本指で一生懸命綴って送る私は、まだ写真や模様を入れたりはできないが、この一ヶ月で一本指を卒業したい。幸せだった今年、拍手で迎えたい85歳。」

 新しいことを始めるのは、年齢とは無関係で、それに興味が持てるかということと、すんなり馴染める環境が大切だと思う。それにしても、「この一ヶ月で一本指を卒業したい」という意気込みは驚きだ。因みに、私はまだ一本指である。


2004,12.30

 25日〜26日の年末セミナーは、関東や北陸のマスターたちを含めて、両日とも20人に近い参加者があった。最近は再受講の方が多くなり、繰り返し学んで理解を深めようという姿勢に、よく言われることだが、「教えることは学ぶこと」の真実を実感している。これで年内の行事はすべて終了したので、連日大型書店めぐりをしている。
 
 昨日は久しぶりに、年末挨拶のため尼崎の母の家を訪ねた。母は若いころ病弱だったらしいが、満90歳に達した今は、少し前に転んでコンクリートに打ち付けた膝が痛む以外は、元気そのものである。ここで、和泉市に住んでいる弟と合流して、一緒に大阪へ飲みに出た。
 父親違いで私より5歳若い弟だが、私と違ってまじめな努力家で、上場会社の常務をつとめてからリタイアし、現在は古き良き時代に日本の風物詩であった「めだか」が、いつまでも自然な姿でみられるように、環境保全につとめることを目的とした『和泉めだかネットワーク』の幹事として活動し、また俳句の会にも参加して悠々自適の生活を送っている。 http://medaka.kdn.ne.jp/ 
 郷里の津山(岡山県)で開いた一昨年の「いとこ会」の思い出を語り、次の関西での開催を打ち合わせながら、梅田のラウンジをハシゴして、いつの間にか終電車の時間を迎えた。この日は、ここしばらく訪れていなかったオアシスで一泊した。

 ところで、1月13日頃に出発する予定のメキシコ訪問について、スペイン霊気協会から連絡が来ない。もともと、自分の方の要望を連絡するだけで、こちらの質問には殆んど返信しない国民性なので、べつに驚きもしないが、ここにきて、気持の上では延期になることを期待している。
 百天さんは、「メリークリスマスの挨拶とともに、それとなく確認してみます」と遠慮がちだったので、「予定どおり出発できるように準備を進めているが、何かの都合で延期になってもかまわない。訪問するときは、良い形で訪問したいので、決して無理をしないように」と、私からのメッセージとしてアントニオ会長に伝えてもらった。
 メキシコ行きが延期になると、1月8日の芦屋交流会はそのままだが、その後は2月5日の新年霊授会(現代レイキマスターを対象とした京王プラザでの行事)までの約1ヶ月間、予定を入れていないので、新しい著書の原稿を書く時間が取れて、その方が有難い。このような機会がなければ、いろいろと別の予定が入ってきて、原稿の完成が遅延しそうな予感がある。

 今年も31日を残すだけとなったが、ここに来てインド洋大津波のニュースが伝えられている。死者は(本日朝刊によると)すでに8万人を超え、最終的には15万人以上になる恐れが強まっている。記録に残る自然災害の被害として、史上最大に達する可能性が高いという。
 日本も大きな自然災害に何度も見舞われ、その爪あとはまだ回復していないが、自然の猛威はとどまるところを知らない。数年前であれば、20世紀末のノストラダムスの予言とダブらせて、さまざまな流言飛語が飛び交ったことだろう。 世界の終末予言を声高に唱えた人は多く、そのような本も書店に溢れたが、結果の責任を取った人はいない。今回もまた、人の心の荒廃に対する自然の報復だと、もっともらしく解説したところもある。

 自然は生きており、常に活動している。生活の近代化や、心ない人々の振る舞いが災害を誘発し、それを人災と呼ぶことはあるが、古代において人と大自然との調和が保たれていたときでも、大きな自然災害と無縁ではなかった。
私たちは、そのような地上を、学びの場として選んでいるのだ。どのような生き方を選択したにせよ、災害と全く無縁ではあり得ない。その中で、出来る限り心安らかに、淡々と学びを進めなければならない。新しい学びの場へと進まれた方たちに、愛と調和の光を送りたい。

 今年の「つれづれの記」は、これをもって閉じさせていただくことにする。
  申(さる)年の終わりとともに、災害の年は去る。
  酉(とり)年を迎え、不死鳥のごとく天空に飛翔する年としよう。
 どうぞ、良い新年をお迎えください。

                                  


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